山下レディースクリニック
妊娠と生理前腹痛
2005年3月1日
はじめまして。
私は、今年からタイミング療法で不妊治療を始めた者です。
内膜症があり、スプレキュアで治療後にタイミング療法をやっていました。年齢が38歳ということもあり、2月22日に人工授精に切り替えました。人工授精時とその次の日には黄体ホルモンを注射し(黄体ホルモンの数値がやや低めです。)、その後はプロゲストン薬を飲んでいるので、体温は36.7度位です。人工授精をして7日になりますが、既に2日前から生理前のような腹痛・腰痛が断続的にきてしまいました。人工授精が失敗していれば、3月8日に生理予定です。
本来、妊娠していれば、生理前の腹痛や腰痛などはないと聞くのですが、そういうものなのでしょうか?
すぐに分かってしまうようで、生理までの楽しみが損なわれるような思いです。
また、花粉の時期でもあるため、人工授精前からエバステル10を服用しています。アレルギー喘息があるので、服用をやめるべきかなやんでいます。更には、4年前に原因不明の肝炎になり現在もウルソを服用しています。妊娠に問題はないでしょうか?
生理前の症状
妊娠というのは基本的に、生理前の状態が生理がこずに続いていくようなものなので
生理前の症状があるからといって今回だめだったというわけではないでしょう。
要は、その症状が終わってしまって生理がくるのか否かです。
エバステルは抗ヒスタミン剤の1種で、妊娠に関しては有益性投与(妊娠という状態を
かんがみてもなお、有益性があると思われるときはどうぞ、ということ)、
ウルソに関しては、妊娠の可能性があれば避けるようかかれています。
どちらにしても、前にもこのコーナーで申しあげましたが、薬の影響を絶対大丈夫といいきれる人はだれもおりません。基本は飲んでも飲まなくてもあまり影響ないようなものは
やめる、必要なものは続ける、その判断は自分自身の自覚症状および、その薬を処方している医師との相談などで決めるしかないでしょう。
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
必ず医師の診察を受けて下さい。
なお、この相談事例集により万が一不都合、不利益を被った場合でも、
回答医または山下レディースクリニックのいずれもその責を負わないものとします。
©山下レディースクリニック